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ケン

管理人:ケン

長崎県在住の17歳です。

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Drawing~1日目~
あ~日付変わっちゃった。……ま、いっか。
ということで、本日初めての登場になります、ケンです。



前もって言っていた通り、小説を公開します。
今回は、高校生を主人公とした、中編ぐらいの小説になります。
いちいち分割して公開しても、読む時面倒だと思いますから、
ある程度話が進んだら、メモ帳なんかにまとめて、UPしたいと思います。
でも、ちゃんと連載の方でチェックしてね。

なお、連載の方は画面左のプラグイン「Category」の「My Novel」より、確認できます。

それでは、小説【Drawing】を、どうぞ。



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     1.

 中村諒(ナカムラ・マコト)にとって『絵』とは、いつでもすぐ側に存在し続けるもののことである。

 今日も、諒はほんの少し前まで、キャンバスと相対していた。まだ、デッサン画の段階で、絵と呼ぶにはいささか早いのだが、諒にとって、それは歴とした『絵』であった。特別な才能や哲学や、こだわりがある訳ではなく、極々一般の高校生である諒は、それこそ絵画--美術に関して、殆ど無知に近かった。何とか主義だとか、何とか派だとか、或いは、何処の誰が何という作品を残しただとか、そんなことは全くと言っていいほど知らなかったし、興味も湧かなかった。美術部員である癖に、下手をすると、『美術』に関して、クラスメート等よりも疎いかも知れない。

「中村君の絵は、だいぶ落ち着きが出てきたよ。しっかり上達している」

 美術部の顧問で、かつては有名な画家だったという米村先生は、諒にそんなことを言った。米村に言わせると、『絵とは心。心が成熟することで、絵は成熟する』とのことで、その台詞を思い出す度に、諒は苦笑したい気分に陥る。米村・全盛期の頃の作品と、現在の作品を見比べたことを思い出してしまうのだ。さすがに、“気分屋”と呼ばれ、高校中の生徒から、挙げ句の果てには、教師サイドからも嫌われている米村だけのことはある、と諒は率直に思った。

 諒は自転車を漕ぎながら、再度の苦笑を噛み殺していた。
 夕陽が西に傾き、諒を赤く照らし出している。
 補習や部活を終え、帰宅する生徒で、道はごった返していた。諒はあまり人通りの多くない歩道を選んで、自転車を進めていく。自転車は温かな空気を裂きながら、十字路に進入した。自転車を右折させた諒の頬を春の爽やかな風が撫でていく。僅かに汗ばむ背中と、歩道の凹凸に合わせて揺れる学校の鞄と共に、自転車は登り坂を軽やかに駆け上がり、スピードを増しながら、下りに進入していった。その先に見知った後ろ姿を確認し、諒は少しブレーキを掛けながら、自転車をその女性のシルエットの隣に停止させた。
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【Drawing】 (継続小説) | 00:06:26 | Trackback(0) | Comments(1)
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ダンス情報局
ダンスの検索サイト。スクール、ブレイクダンス、ジャズダンス、ベリーダンス、社交ダンスなどダンスに関する各種情報をお届けしています。 http://enjel.tallmadgetitans.com/
2008-11-14 金 05:00:59 | URL | No-Name [編集]
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